琵琶近江のお米ができるまで~苗代(なわしろ)~
4月16日、吉田農園さんでは【 苗代(なわしろ) 】を行うとのこと。
太陽がさんさんと日差しを強くする午後、取材に行ってきました!
【 苗代とは 】
苗代とは、灌漑(かんがい)によって育成するイネの苗床のこと。
種子を密植し、一定の大きさになるまで育てる。
最近の農家さんではビニールハウスで苗をそだてることも多く、現在この方法をとる農家さんは少なくなっているそうです。
※灌漑とは、農地に外部から人工的に水を供給すること。
取材に行った吉田農園さんでは、ビニールハウスの栽培に加え品種によっては苗代で苗をそだてます。
苗代で苗を育てることで、雑草に強い苗が育つそうです。
ポット苗
この1区間に2~3粒の種籾が入っているそうです。
ポット苗を田んぼに直接置いていきます。
しっかり根が張るよう土とポット苗を密着させます。
直射日光を避け緑化させるため、この後は白いビニールともう一枚ビニールを掛け、芽が出るとビニールははがします。
だいたい40日後ぐらいには田植えができるそうです。
苗代をしている吉田農園のみなさん。
一緒にどろどろになりながらの作業はとっても楽しそう!
この、和やかな雰囲気お米にも伝わっているかな。
伊吹山が見渡せる吉田農園さんの田んぼ。
自然豊かな湖北で、苗はのびのびと成長してお米に成長していきます。
畦道にはつくしがひょっこり顔を出し・・・
足元にも春の気配。
そして帰りにはこんな石碑が!
「戦国街道」
吉田農園さんの田んぼの近くには、虎御前山という山があり、そこは織田信長が浅井氏の居城である小谷城を攻略するためだけに築いた陣城だったのです。
虎御前山の尾根上には信長をはじめ木下秀吉、柴田勝家、堀秀政、滝川一益、丹羽長秀など・・・戦国武将オールスターのような方々の陣地跡がずらりと並んでいます。
と、いうことは小谷に住んでいた浅井長政や、この土地に陣を置いた織田信長、木下秀吉(豊臣秀吉)もこの田んぼ周辺を歩いていたのかも!?
「この苗代の方法は江戸時代からの作り方に近いんですよ」と、吉田さん。
歴史のあるこの土地で、伝統の方法で作るお米。
田植えがますます楽しみになってきます。
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