琵琶近江のお米ができるまで~田植え~

今年も田植えの季節がやってきました。

稲穂が刈り取られた後はさみしい風景の田んぼでしたが、水がはいり小さい苗がすっくと立つ姿をいたるところで見ることができます。

 

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田植えとは

水田にイネの苗を植えること。

かつては、梅雨の時期に集中的に行われており、初夏の風物詩の一つとされてきました。

昭和二十年代以降、冷害に強い保温折衷苗代の発明や品種改良が進み、イネの早植が可能になりました。地域によっては一カ月程繰り上がるようになり、現在ではゴールデンウィークの時期頃から田植えを開始する農家さんが多いようです。

 

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日本の田植えの歴史

日本に稲作が伝来したのは縄文時代の終わりごろといわれています。

苗代に種籾をまき、育った苗を本田に移し替える移植栽培の田植えが一般的ですが、種籾を直接本田にまく直播栽培もごく一部の地域や特殊事情の際にはおこなわれているそうです。

これまで日本に稲作が伝来した当初は直播栽培といわれており、奈良時代に移植栽培の田植えが本格的に始まったといわれていたそうですが、最近では縄文時代の終わりから古墳時代にかけて、水田遺跡が発見され、移植栽培の痕跡となる株跡が多く発見され、古くから田植えが行われていたことが分かってきました。

 

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現在の田植え

田植えは泥田に腰をかがめ苗を一株ずつ植えていく、非常に重労働な作業です。

現在日本の田んぼでは、ほとんどが田植え機で植えています。

それまでは、家族の労働力だけでは乗り切ることができなかったので、雇用労働力をやとい、「結」と呼ばれる労働力の交換組織を結成し、親類や近隣で助け合いながら行っていました。

田植えの労働力の担い手は女性たち(早乙女)であり、男性は苗代での苗取りや苗運び、本田での代かき・整地など作業をわけて行っていました。

昭和40年代中頃(1970年代)に、ようやく田植え機が登場しました。

この、田植え労働の軽減をもたらした移植栽培の機械化・・・昭和農業の最大の技術革新といわれている田植え機ですが、稲作の栽培家庭の中では最も遅れた作業部門であったといわれています。

また、田植え機はメーカーや試験場が発明したものと思われていますが、もともとは明治時代に農家や個人発明家たちが目の当たりにした田植えのつらさや経験が私財を投じた発明に駆り立てたと伝わっています。

 

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吉田農園の田植えをドローンで空撮しました!

上空から見る田んぼの水や、川のせせらぎがキラキラしてきれいです。

なかなか田んぼを上から見ることはないですが、土や水の清さや力強さを感じます。

 

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